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13 December

「女の顔」


作品展などで建築家のドローイングにお目にかかる機会は減ってしまった。しかしそれは建築の世界だけのことではない。ギンザ・グラフィック・ギャラリー一年を通して見てもドローイング作品は少なく、そうなるとドローイングに新鮮さを感じるようになる。
東の「亀倉雄策」、西の「早川良雄」日本のグラッフィックデザインの黎明期を牽引したグラフィックデザイナーである。地下展示室の「女の顔」シリーズは女性の美しさを様々な(ありえない)色彩で表現した作品だ。このシリーズ作品が来年で90歳を迎えるおじいちゃんの作品であることを知るとさらに刺激的で愉快な気分になるのだ。
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10 December

Le corsaire


今年の始めに「International stars of ballet」を観てから春にはオペラ座・バレエ団、ボリショイ・バレエ団、夏に「世界バレエ・フェスティバル」(人生で初耳)と程良い感覚で観てきた。ベジャールはさすがに腰が引けてしまったがその時思ったことが現代建築についてもコンテンポラリー・バレエに踏み込めない私のような視点を持たれているのだなと実感したのであった。
マリインスキー・バレエ「海賊」はいつかは観たいと思っていたので私にとって2006年を締めくくるに相応しい作品だ。とくに第二幕で踊られる、コンラッド、メドーラ、アリのパ・ド・トロワにはだれもが期待を込めるだろう。その期待を凌駕する踊りに魅了されつつダンサーの凄みも同時に感じていた。とにかく素晴らしかった。
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08 December

MAEKAWA


「生誕100年・前川國男建築展」のプレ企画として開かれた7回の連続セミナーは私にモダニズム建築と現代建築を考えるちょうど良い時間をもたらしてくれた。一回きりのセミナーであったならば考える時間が継続することはなかったが、点が線から面になるがのごとく展開していったセミナーを追うにつれて設計の仕事に対する視界がより鮮明になっていったのも事実だ。なので約一年ぶりに行われた前川セミナーは自分の考えを確認するうえで良いタイミングであった。 前川國男という無骨なようでエレガントな建築家を意識するようになったのは弘前の仕事をしてからでそれまでは名前は知らずとも建築の印象だけは人生の記憶に刻まれている状態であった。その裸眼の建築体験が自分に冷静な考察をもたらしてくれたのだ。モダニズムと風土を一体させた建築家。
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