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12 April

志比大工


「街道をゆく/越前の諸道」に志比大工にふれたくだりがる。奈良仏教、天台、真言、東西本願寺などは古くから建物を文化財とみる風があって堂塔伽藍をこんにちまで維持してきた。永平寺にはその風がない。しばしば火災に見舞われ、しばしば建てかえられてきた。そのつど「志比大工」たちが活躍するわけで、かれらの腕がなまるいとまがなかったであろう、と。そんなことを考えながら七堂伽藍を巡った。空が気持ちく晴れ渡り杉木立から射し込む太陽の光で薄く積った雪がとけはじめていた。その状況と建築物との関係に風情を感じていると法堂の基壇で老和尚がひなたぼっこをしていた。それがまたいっそう風情を深めていた。
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10 April

越前へ


法要で合唱していた「修証義」から「正法眼蔵」に興味の鉾先が向いたのは数年前からだ。知りたいもの見てみたいものをしらみつぶしにして辿り着いたような気分で「正法眼蔵」を読みはじめた。雲水になるつもりはないが「典座教訓」や「赴粥飯法」を読んでいると設計のしごとにも思いあたるふしがある。
“臨済将軍、曹洞土民”臨済禅から曹洞禅へ、京都から永平寺へ向かった。 京都の禅寺が第一級の美術館ならば永平寺は第一級の工房といったところだろうか。信仰の現在進行形を見るのは西安「清真大寺」以来一年ぶりだ。
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06 April

小唄


“お稽古を始めた”と言えばかっこがつくのだが、二年ほど前から小唄を聞く機会が増えた。日々忙しさの中にあっても丁度良いタイミングで小唄を聞く機会がおとずれる。それをちょっとした楽しみとしている。審美眼の成熟なのか邦楽の美しさを楽しめるようになったのは今の自分でも不思議なことでこの先どうなっていくかも楽しみなところだ。
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