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30 April

弘前


津軽の大工衆と一年ぶりに再会した。弘前城の夜桜とうまい酒を楽しむためである。この大工衆にはずいぶんと鍛えられたせいか経験に胡座をかくこともなく良い刺激となった。話題は自然と一年前の仕事のことで盛り上がる、季節が同じなだけに昨日のことのように憶えていた。夜桜のあとは定石どおり鍛冶町へと流れる。書生時代に訪れた店にも顔を出すことができて感慨深い一夜となった。
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24 April

蘭亭序、花盛り。


唐の太宗の崩御に際して蘭亭序が殉葬されたためにその原本は存在しない。私の手元にある拓本は、拓本から拓本へと受け継がれた無数に存在する拓本の中のずいぶんと若い拓本である。さまざまな蘭亭序は臨書の歴史であるから、さらには字母表化されたものを見てみたいところだ。
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23 April

「くさ に ねて


あふげば のき の あおぞら に すずめ かつ とぶ やくしじ の たふ」南京では“東西の両塔”に圧倒され、東京では菩薩像の気品と端麗さに酔いしれた。光背のない菩薩像は堂内の印象より写実的で仏像というよりは彫刻としての美しさが際立っていた。
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18 April

二月堂へ


大仏殿の背後を右に眺めながら二月堂へむかう。この場所からはその建造物の巨大さをよりいっそう実感できる。やがて緩やかな坂道になり穏やかなスケールの界隈となっていく。築地塀の微妙なカーブと傾斜した地形が感性を引きつけるのだろうか、歩いているだけで気分が良い。
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17 April

ひとすじの道


風景を意識的に眺めていると東山魁夷の絵のようだなと思うことがある。あるいは東山魁夷の絵を見るように風景を眺めてしまう。昨年より楽しみにしていた回顧展は申し分のない構成で存分に堪能することができた。
「道」は、これから歩いて行く方向の道を描いた作品。絶望と希望とが織り交じった道、遍歴の果てでもあり、新しく始まる道、未来への憧憬の道、過去への旅愁を誘う道。スタスタ。
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