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原広司のドローイング


建築家の思考を表すダイレクトな痕跡は、もはやドローイングしかないと常々思っている。開催中の「第14回現代日本の建築家展/GA Gallary」で展示されているトレペロールに描かれた原広司のドローイングを見たとき、自分の気持ちに答えてくれているようでなんだかうれしかった。展示されているどのプロジェクトもたしかに魅力的だが、プロジェクト紹介を見ているようで(そういう展覧会なのだが)どうにも迫ってくるものがなく“建築家展”とは思えない。原広司のドローイングは比較的良く目にするのだが、学生時代に初めて見たときのタッチとドローイングのスケールがまったく変わっていない。ドローイングといってもいろいろなタイプがあるのだが、思考過程をきれいに見せる(プレゼンする)ものとは違って原広司のドローイングは気取ったところが微塵もなく建築家の思考経緯が生々しく記録されているようで見ごたえがある。同時にその光景が目に浮かぶ。こういう表現もおかしいと思うのだが巨匠になったとはいえ“ちゃんと手を動かしている”ことがはっきりと伝わってくる。

posted at 00:13:49 on 12/14/05 by spk - Category: architecture

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