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Throbbing Gristle_17


「どういうひと達が、どんな思考を経て、最初に日本独自の形式である五重塔をつくったのか」は、建築史で触れられることはなく部位の説明だけで通り過ぎてしまう。
興福寺が廃仏稀釈の標的にされて廃寺同然になってしまった時期に五重塔が、わずか二十五円で売りに出された。買主は商人にあった。薪にしようとしたがこわすのにたいへんな労力がいるとわかって、金目の金具だけでも剥ぎとろうとしたが、その作業でも金がかかってしまう。ついには燃やして金具をあとで拾えばいいと思いついたが、天にのぼるような巨大な炎をあげられては、火の粉がどこに飛ぶかわからない。結局商人は買うことをやめた。かつて二十五円で売りに出された五重塔は、現在では奈良のシンボルとなっている。


posted at 00:35:49 on 03/19/08 by spk - Category: architecture

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